最新状況:中国電信の一部回線でVPN接続しづらい現象について(2026-04-12)

こちらの2026年4月11日記事で、中国電信の一部回線でVPN接続に問題がある旨、お知らせいたしました。その後、多くのユーザー様から情報提供をいただきましたことに感謝申し上げます。またメールでも重要な情報を頂きました。原因を特定できました。また現時点で判明していることをお知らせいたします。 

1 一次情報

一次情報としてXの下記書き込みがあります。中国電信グループの子会社である 陝西電信 に関する内部文書です。

https://x.com/KKaWSB/status/2041700989070405791?s=20

内容としては、①中国メインランド以外(香港・マカオ・台湾を含む)へのインターネットアクセス、また,②VPN関連通信への監視・制限強化を示すものです。つまりVPNはもちろん、通常のサイト閲覧等も規制する旨が記されています。また,同じ中国であるはずの地域への接続も制限すると明言されています。

これが文面どおりに運用された場合、VPN利用者だけでなく、外国航空会社のウェブサイト、外国大学サイトへのアクセスにも影響が及ぶ可能性があります。

また、あるユーザー様は中国電信に「VPNが使えない」とクレームをつけられました。来訪したエンジニアは「回線は正常なのにVPNアプリが使えない理由はわからない」と述べたとのことです。ですのでこの通達については社内でもまだ十分に共有されていないようです。

2 観察されている規制方法

なお、規制の方法については下記のような方法があり、今回の事例では幾つかの手法が織り交ぜられているようです。

・全面的な遮断(まったくそのサイトに繋がらない)
・回線を細くする(特に利用者が多くなる夜に速度が低下)
・数分のみ接続を許可して、すぐに切断する(チラ見だけOK。見続けてはいけない)

3 過去の事例との共通点

過去にも、日中関係の緊張が高まった時期(尖閣諸島での中国漁船と海保との衝突事件の後など)に、日本向け通信が大きく遅延した事例がありました。しかし一時的でした。今回の現象についても、国際情勢と連動した対応である可能性も考えられます。

4 ユーザー様へのお願い

中国電信の固定回線でVPNが利用できない場合は、モバイル回線での接続 をお試しください。

また、現時点では中国電信以外の固定回線を利用することが理想的ではありますが、今後ほかの事業者が同様の制限に追従する可能性もあり、プロバイダーの乗り換えは現実的ではない面もあります。

そこで、お近くのネットカフェや公共Wi-Fiなど、複数の回線環境でVPN接続をお試しいただき、利用可能な通信手段を複数確保されますことをおすすめします。

5 当社の対応

今回の問題は中国国内通信事業者側の制限によることが確実です。部屋の中から鍵を掛けられたような状態ですので、残念ながら当社側で直接対応することが難しい点につきまして、何卒ご理解いただけますと幸いです。

6 中国電信以外のユーザー様で問題がある場合

中国電信以外の回線をご利用中でVPN接続ができない場合は、別の原因である可能性があります。例えば、利用期限切れ、アプリの不具合、ウイルス対策ソフトとの干渉、自宅ルーターの問題などです。

その際は、コメントではなく、お問い合わせフォーム からご連絡ください。

お問い合わせをいただくときには下記事項を含めていただければ助かります。

・エラーメッセージ、画面の様子
・お使いの器材とアプリ名
・試されたサーバー
・その他、些細なことでもご観察を付記いただきますと原因究明の助けになります。

7 今後について

このような制限が 陝西電信以外の中国電信グループ各社、さらに 他通信事業者へ拡大 する可能性もあります。

中国のネットワーク環境は地域差や変動が大きく、突然状況が変化することがあります。

当社では今後も最新情報を確認しながら、状況を注視してまいります。

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