今回の規制は本当に厳しかったです。まだPPTPの接続は回復していないようです。L2TPの方はなんとか収束してきているようです。 (PPTPもL2TPも回復しました。)
この かべネコ のような感じで,幾度も壁超えしてました。
当初,VPN規制の動機が不明だった
今回行われた規制の背景については,当初まったく判りませんでした。
6月初めにあった規制の理由は明白だったのに対して,今の時期,重要な政治日程を調べてもなにも情報がなかったからです。
遂に恐れられていた本格的なVPNの常時徹底規制がはじまったか! と思いました。
遂に判ったVPN規制の動機
しかし,昨日,目にしたニュースで理由が判りました。
JB Press「中国がこれまでの国際秩序を塗り替えると表明」
記事は,習近平主席が中国中心の世界体制を構築すると明言した旨,報じています。
この発言は,6月22,23日,北京で開かれた外交政策に関する重要会議「中央外事工作会議」で習近平主席が演説した内容だということです。
規制の第一波がまさにこの会議の前日21日でした。
その後,27日にもVPNサーバーへの接続切断が発生しています。
ですので,記事では「6月22,23日」と述べているものの,本当はさらに長く非公開の重要会議がなされていた可能性があります。
この「中央外事工作会議」の目的は
「中国の新たな対外戦略や外交政策の目標を打ち出すことにあり、これまで2006年と2014年の2回しか開かれていない。」
という不定期かつ超重要な長期的視野に基づく会議のようです。
つまり,この時期ネット空間を平穏に保ちたかったわけですね。でもこのように重要なとき以外は,在中外国人の便宜のため,かなり自由にVPNを使うことを許しているので,これはある意味ありがたい(?)ことと考えた方が良いのでしょうか。
参考記事
中国政府 VPN個人利用の全面禁止は「誤報」と声明
VPN方式による規制方法の違い
ただ,今回は
(1)深夜午前2時から3時に遮断したこと (従来夕方に規制を受けることが多かった)
(2)PPTP方式については方式(プロトコル)を見分けて自動的に遮断したこと
を考えると,いつでも自動的にPPTP方式を遮断できる技術を確立されたようです。
L2TP方式については,まだ全自動で規制というわけではなさそうです。サーバーのIPアドレス毎のクラシックな規制です。
Shadowsocks方式については,今回まったく影響無しでした。
OpenConnect方式(業務用に提供中)もまったく影響無しでした。
今後のみとおし
前述のとおり,27日にもL2TPサーバーの遮断がなされましたので,本日29日現在も重要会議が継続している可能性があります。
もしかしたら,L2TP方式への遮断が繰り返されるかも知れません。PPTP方式がいつ復活するかも不明瞭です(過去数週間かかったときもありました)(無事復活しました)。
そこで,ユーザーの皆さまにはできるだけShadowsocks方式のご利用をお勧めしています。
また,業務利用でしたら,かべネコのビジネスプランをお試し下さい。2ヶ月間無償評価していただけます。