中国でVPNの利用は違法か否か,とご質問いただきました(2021-07-23)

こんにちは。かべネコです

最近,Twitterから直接お問い合わせいただくことも増えてきました。今日,とても大切なご質問をTwitter経由でいただきました。文字数制限のためTwitterで書ききるのが難しいですので,ここに回答を書かせていただきます。

1. ご質問内容

中国でVPNの使用が合法か違法かについて,下記のお問い合わせを頂きました。

懸念はごもっともです。

かべネコがVPNサービスを始めるにあたり,同じ懸念を持っていました。そして,中国での法的位置付けについて,そして法の運用についてかなり調査いたしました。なぜなら,かべネコがVPNサービスを始めたきっかけは,当社社長が中国赴任中の友人のためにVPNサーバーを立ち上げたのがきっかけだからです。

参考記事:業務を始めたいきさつ

VPNサービスを正式提供するとなると,その友人,友人の紹介で利用されるであろう方々,そして多くのユーザー様をリスクに晒すことにならないか,「自己責任」の一言だけでは済まされない複雑な気持ちを抱かざるを得ませんでした。社長は情報セキュリティに関する著作もあるコンサルタントですので,コンプライアンスの観点からも,当時,いろいろな矛盾とジレンマを感じました。

ただ中国の場合,単に「違法」,「合法」,つまり 白か黒 かの観点からだけでは説明しきれないことが判りました。いくらか遠回りになると思いますが,お読み頂ければ幸いです。

また,かべネコは政治的思想に対して中立の立場を保ちたいと考えています。この記事では特定の政党・政治体制を批判も称賛もする意図はありません。極力,事実と思われる報道と,報道から導かれる結論について考察したいと思います。

 

2. VPNを使えない・使わないリスク

本論に入る前に,一般論としてVPNの必要性について語らせてください。

そもそもVPNは「安全」を確保するツールです。しかし,VPNが違法で使えないとなるとネットショッピングでのクレジットカード利用,ネットバンキングの利用をVPN無しでするのは,それもまた危険なことです。さらにVPN無しで会社業務をするとなると一層深刻なリスクにさらされます。日本の総務省がVPNを利用するように勧めているのは,日本でもサイバー空間がそれほど危険だからです。

参考資料:テレワークセキュリティガイドライン第4版(総務省)

 

少し脱線して申し訳ありませんが,幸い,かべネコVPNでも日本国内でのご利用者が増えています。

ユーザーの声

 

 

さて,国を問わず VPNを使用できないとなると,それによってさらされる情報セキュリティリスクは甚大なものになります。

特に中国に進出している大手外国企業は,自前のVPNサーバーを本国に持っています。中小企業も本国の社内システムにアクセスするのにかべネコのようなVPNサービスを使っています。その利用を禁止され,いわゆる政府認定のVPN回線のみを使うとなると,従業員の個人情報,技術・営業などの機密情報を守れるでしょうか。

総務省はVPNがセキュリティ確保に有用であることを認めつつ

悪意のある者が提供するVPNアプリによって、VPNサーバで通信内容が盗まれるといった事例も報告されています。

と述べています。(Wi-Fi利用者向け 簡易マニュアル ~安全なWi – Fiの利用に向けて ~ 8ページ

つまり,中国のVPN事業者を使うと,すべての機密情報が吸い取られる恐れを感じているので(情報を実際に盗むと断定しているわけではありません),外国企業が本国本社と通信するとき,また社内システムにネット経由でアクセスするとき,中国製VPNを使うことを躊躇するでしょう。

 

3. 中国と日本で異なる法解釈:違法だが犯罪ではないとは

この後,いろいろ背景説明をするにあたり,中国と日本の法解釈の違いを知っていただくのは良いと思いますので,下記サイトをお読み願います。

日経ビジネス:「法律違反だが犯罪ではない」が成立する中国

日本人の法律に対する感覚と,中国当局の法執行の観点は非常に異なります,

ぜひ全文読んでいただきたいのですが,要点は中国法学者の解説です。

法律上も実際上も、違法 と 犯罪 という二つの概念が形成され、両者がはっきりと区別される。犯罪 は 違法 でなければならないが、しかし 違法 の全てが 犯罪 ではない。違法行為をしたからと言って、その全てが犯罪として逮捕され、刑罰を科すことができるわけではない。 − 武漢大学法学院の陳家林教授(法学博士)

では何を犯罪とするかについては,中国刑法を引用してこう解説されています。

「中国刑法第13条には、「犯情が極めて軽く、危害が著しくない場合は犯罪にならない」とある。したがって、中国では犯罪かどうかを決定する主たる判断基準は、社会危害性の大きさであり、行為の類型ではないのである。」
−「中国刑法の理論と実務の現状」関西大学法学研究所 2010年6月

これが,中国人の観点から,日本ではなぜ ウチワ を選挙区で配って問題 になるのか,を感覚的に理解してもらえない原因です。そして,これは,VPNの利用にも通じることになります。VPNが違法だとしても,後で詳述しますとおり法執行は中国刑法第13条の精神が適用されているとうかがわれます。

つまり,VPNの利用は「違法か合法か」,という観点に加えて,「犯罪であるか否か」という観点が必要です。

 

4. VPN利用を禁止しないという声明

では本論としまして,中国におけるVPN利用の法的位置付けを,歴史を交えて考察します。

2014年,かべネコがVPNサービスを検討するにあたり,VPNを禁止する中国の法律があるかどうか調べましたが,当時は明確に禁じる法律を見つけることはできませんでした。

その後,法改正も考えられるため調査を続けていました。そして,2017年。「中国でVPN利用がいよいよ禁止される」と世界中で騒ぎになったことがありました。中国政府が「VPNの個人利用を禁止する」と述べたというのです。

ところが,その懸念を打ち消すように,政府当局は報道を否定する声明を発表しました。

下記に NNA アジア経済ニュースの記事があります。

https://www.nna.jp/news/result/1635011

VPN禁止報道を否定、工業情報省

「中国政府が個人による仮想プライベートネットワーク(VPN)への接続を禁止するとの一部報道に対し、工業情報省(工情省)は12日、「そのような通達は行っておらず、報道は事実に反する」と否定した。ニュースサイトの澎湃新聞が伝えた。」

「来年2月までに(VPNの)個人利用を停止するよう求めたと報じられている問題について、『個人利用の全面的な禁止は行わない』、『中国や外国の企業、個人の一般的な行動に影響を与えるものではない』と説明した。」

この声明の解釈としてこれは「中国政府が認可したVPNに限って」利用禁止は行わない,という趣旨ではないか,とも読み取れます。

しかし,他国の利害関係者が「これまで我々が使ってきた(つまり外国の)VPNサービスが禁止される」との報道に対して騒いだことに対する打ち消しの声明であり,かつ,中国政府が認可したVPNは利用できる,というのは声明を出すまでもなく元々自明です。ですのでこの声明が言及している対象は外国のVPNサービス利用に関するものと考えるのが自然です。

 

産経BIZにはさらに興味深い記事があります。

個人利用の全面禁止行わぬ 中国政府 VPN接続で声明」

現在,上記サイトは閉鎖されたため,閲覧不能です。下記に記事が転載されています。

2ちゃんねる ニュース速報

 

記事の要点を抜粋しますと・・・

来年2月までに個人利用を停止するよう求めたと報じられている問題について、『個人利用の全面的な禁止は行わない』、『中国や外国の企業、個人の一般的な行動に影響を与えるものではない』と説明した。」

ここまでは前記のNNAの記事と同じです。興味深いのは中国にとって,VPNが必要であると述いる点です。

「中国政府はハイテク新興企業の育成を促進し、世界のIT産業拠点の樹立を目指している。世界の企業家にとって、世界規模のネットら遮断された環境は魅力に乏しく、個人のVPN接続を禁止することは同国政府の野心を脅すことになる。」

「中国国内のほぼ全ての企業にとってVPNは不可欠つ根幹を成すものだ。VPN接続の遮断は、中国の新興企業がこれまで構築してきた環境を全て破壊することになる」

 

さらに西日本新聞も,現地レポとして「VPN利用は違法ではない」と報道しています。

日本のSNSにアクセス不可?中国の現代版”長城”で「壁越え」してみた/西日本新聞

「中国の新聞社の男性記者は『VPN接続をすること自体は違法じゃない。報道関係者は海外の情報を把握するのにVPN接続をして日本や欧米のネットサイトも閲覧しているが、おとがめはない』と話す。」

 

5. 実際には禁止法令は存在していた

しかし,前記の政府当局者また新聞報道とは矛盾するのですが,実際にはVPN禁止令的な法律は,わかり難いかたちで,はるか昔から存在していました,

その根拠となる法律は,20年 以上昔の1997年に制定された国際ネットワークに関する法律「中华人民共和国计算机信息网络国际联网管理暂行规定」です。この法律を2019年になってVPN利用に適用することが明らかになりました。

この法律の中には,「VPN」または,「仮想プライベートネットワーク(虚拟专用网络)」という語は無く,「国際ネットワーク」に接続するには,政府が認めた通信サービスを使うように規定しています。ですので法運用上,便利な「類推適用」がされたと言えます。

「VPNを使う場合も中国が認めたネットワークを通しているのに…」という疑問はさておき,1997年制定の法律が2019年になってVPN利用者に適用されることが報道されました。

「China Starts Issuing $145 Fines for Using a VPN」
 中国はVPNを使用するために145ドルの罰金の発行を開始します。(2019年1月)

同法によれば 15,000元(約25万円)以下の罰金とありますが,この記事では145ドル(約16,000円)とあります。中国語のサイトでは500元(約8,500円)の罰金例があります。 法律の上限額よりもかなり低い罰金で運用されています。

しかし,上記記事では中国のVPN利用者は人口の31%とあります。つまり数億人の中国人がVPNを使っていますが,大量検挙された例はまだ聞いていません。

 

6. 外国人の処罰事例は無し

ただ外国人にとって朗報なのは,下記記事によれば,外国人に上記罰金刑が適用された例はないとのことです。

Yet as of 2021, no foreigner has been punished for using a VPN.
しかし、2021年まで、VPNの利用で処罰された外国人はいません。

なぜ外国人に対して罰金刑を適用しないのか?

その理由は3つ考えられます。

まず最初に紹介した中国刑法第13条、「犯情が極めて軽く、危害が著しくない場合は犯罪にならない」に照らせば,自由主義的思想に慣れた日本人が,VPNを使って日本のネット環境から日本の情報を得ることを禁止する意味がないためと推測します。

2つ目の理由は,先に政府当局者が「VPNの個人利用の禁止報道」はフェイクニュースだと宣言した以上,その声明以前に制定されていた法律を根拠に処罰する矛盾について,説明するのが難しいと推測します。あまりにも外国の利害関係者からの反対が大きいことを無視できないのだと思います。

3つ目の理由は,外国人のVPN規制をすることは,海外企業の経済活動を著しく損なうことには変わりがなく,自国経済に損害となり得ます。

 

さらに前出の西日本新聞によると,中国工業情報省の記者会見で,担当官が,VPN規制強化の有無について「明言を避けた」とありますから,中国のお役人さんたちも,対外的には微妙な問題だと理解していることをうかがわせます。

 

7. VPN禁止報道の正しい解釈

2017年のVPN禁止措置の正しい解釈について下記のとおり報道されています。

前記 NAA アジアニュースです。
https://www.nna.jp/news/result/1635011

工情省は外電報道を受けた澎湃新聞の照会に対し、1月の(VPNに関する)通達は無資格の事業者を対象としていることを説明。

つまり禁止対処は 「中国国内の無資格で営むVPN事業」 です。『利用に対する規制」ではありません。

 

ただ,これは日本と同様です。VPNを含む電気通信事業をするには,昔は日本も中国と同じく「認可」が必要でした。現在は「届出」が必要です。これを怠った「中国人」が「日本で逮捕」されたこともあります。

電気通信事業法違反:ネットサーバー無届けで運営 容疑の留学生逮捕 /埼玉 毎日jp: 2010年2月16日

無届けで中継サーバー ネット犯罪に使用か 千葉県警、中国人を逮捕 電気通信事業法違反容疑 /千葉日報

ですので,無資格のVPN事業は中国でも日本でも違法です。

では,かべネコVPNは中国当局の許認可を得るべきでしょうか?

いうまでもなく,中国の法律は中国国内でのみ有効です。

中国に拠点がない,日本のVPN事業者が中国の認可を得る義務はなく,また不可能です。そもそも日本と中国で法体系が異なるだけではなく,相矛盾する法律がありますので,両方に従うのは不可能だからです。たとえば個人情報保護に関する規則は中国と日本では水と油です。

日本の通信事業者は日本の法律に従うことで完全に合法的な事業者になります。

 

8. 他の容疑があれば取り締まられる

また,当然のこととして,外国人であってもVPNで違法な書き込みをおこなった場合,逮捕を覚悟する必要があります。前記の新聞記者が「VPN接続をすること『自体』は違法じゃない」と含みがある表現なのはそのためと推測しています。

これはどの国でも同じですが,中傷,爆破予告などの威力業務妨害,違法薬物取引,児童ポルノなどに関わる書き込みをすれば,それはVPNを使っていようといまいと犯罪です。中国の場合,さらに体制批判も取り締まり対象となります。

VPNを使えば完全な「匿名」が保たれると誤解する人たちが多いのですが,国家権力が調査すれば身元は割と簡単に判明することが多いです。

 

9. VPNに対する規制状況

中国政府は,ほとんどのタイプのVPNを,人工知能を装備したグレートファイヤーウォールで遮断できます。しかし,ご存知のとおり,平常時,VPNを遮断していません。年に数回,国家の重要行事等があるときに限って規制しています。

もし,中国の許認可済みVPNのみを使わせたいのであれば,それら中国企業の回線のみを通過させて,他の外国勢VPN通信を常時遮断できるのですが,それをしていません。つまり外国勢VPNを認めているかどうかは微妙ですが,少なくともお目こぼしをしている現実があります。

これは前述の産経BIZの記事にあるように「VPN接続の遮断は、中国の新興企業がこれまで構築してきた環境を全て破壊することになる」ためだとも推測します。また,中国進出企業と駐在員の反発が非常に大きくなり得るからと推測します。そしてその背景にあるのが,前述の 中国刑法 第13条 の精神と考えられます。

 

10. 結論:VPNは禁止されているのか?

法律と運用の観点から,事実を下記のようにまとめることができます。

  1. 罰金刑(8,500円から16,000円程度)を加える法律はあります。禁固・懲役刑はありません。
  2. 中国国民に適用された例はあります。
  3. 外国人に適用された例は皆無です。

 

つまり,自国民と外国人を区別する 2重基準 の運用がなされていると判断できます。

なぜこのような 2重基準 の運用がされているかについては下記のように推測します

  1. 「自国民が,良からぬ海外の情報に触れるのを防止する」ことが主な動機である
  2.  対外的には「個人のVPN利用を禁止しない」と発表している

と,いう背景があるため,外国人には寛容な運用をおこなっている,と推測します。

ただし,注意が必要なのは,VPN経由で犯罪に関わる利用をしたと「疑われれば」,当然,他の容疑とセットでVPN禁止の法律が適用されることは大いにあり得ます。

 

11. VPNを使うべきか否か?

「使わない」という考えと「使う」という考えがあります。それぞれに合理的理由があります。

一つの考えとして「中国政府はVPNを使って,むやみに外国と繋がることを望んでいないので,自分は善良な外国人として中国政府が嫌と感じることをしたくない」,「いかなる嫌疑も招きたくないのでVPNを使わない」という考えもあります。

実際,そのようにいわれる日本人も多くおられます。さらに極端な例ですが,かべネコに,「このような中国政府が嫌がるVPNビジネスは直ちに止めるべきだ」と独自の正義感に基づく論争を挑まれて,事業停止の圧力をかけてきた日本人がいました。もちろんそれは日本では「強要罪」という立派な犯罪になることをお知らせしました。「まず,あなたは日本にいる日本人なんだから,中国より前に,日本の法律に従ってください」と。

この方は,諸外国のネット空間がいかに危険であるかについての知識がない方でした。また中国の法運用についてもご存知ない方でした。このページに書いたことと実質同じことを何時間もかけて説明しましたが,残念ながら納得はされませんでした。

しかしながら,中国で「犯罪性はないものの違法性がある」には違いないので,「VPNを使いたくない」という考え方も当然,尊重されるべきと思います。

これはリスク選択の問題と考えます

1 VPNを使わない選択

VPNを使わなければ,当局からVPN利用で咎められるリスクはゼロになります。車を運転しなければ交通事故を起こさないのと同じです。認知機能の低下した高齢者の場合,ハンドルを握らないというのは妥当な決定です。一方,車を運転できない不利益は甘受しなければなりません。

VPNを使わないと決めた場合,クレジットの不正利用,個人情報・企業機密の漏洩のリスクは高まり,検閲済みのニュースだけしか読めず,真実から引き離されることをリスクとして甘受するか,他の選択肢,例えば日本に戻るという決定に繋がるかも知れません。

現に中国在住の日本人で,VPNの必要性を全く感じない方もおられました。

 

2 VPNを使う選択

VPNを使う場合,比較的簡単に情報セキュリティを高めることができます。また,検閲のない情報から恩恵を享受できます。その一方で,当局からのお咎めを受けるかも知れないリスク− 現在のところ外国人には科されていないが − を潜在リスクとして受け入れることになります。

 

12. かべネコが目指したいこと

VPNを使うと判断する立場であっても「どのVPN」を使うのかは,また重要な別の論点になります。先の総務省のパンフレットが述べるとおり

悪意のある者が提供するVPNアプリによって、VPNサーバで通信内容が盗まれるといった事例も報告されています。

ということが現実にあるからです。

かべネコVPNは,中国からでもVPNを使うと判断された方々,また,世界中のVPN利用者に最善のサービスを提供したいと考えています。

同時に,VPNを使いたくないという方の考えも尊重すべきだと考えています。

 

13. 本記事では扱わなかった論点

もし,VPN利用が厳罰化された場合,例えば懲役,無期懲役,死刑 が定められるという極限事例において,どのような考えと判断があり得るでしょうか。

死刑では割にあわないと考える人が多いと思いますが,逆に,それでもVPNを使うという人は国籍を問わずいることでしょう。それは悪いことでしょうか,良いことでしょうか。

世界がますます不安的になったとき,これは重要論点になる可能性があります。

 

今回は質問の趣旨とはかなり外れる論点ですので,割愛させていただきます。

とはいえ,すでに脱線しながらここまで書いてきました。

以上,長い文章になりましたが,回答とさせて頂きます。お読みくださり,ありがとうございました。

 

700 超えのユーザーコメントをありがとうございます。(2021-07-10)

こんにちはかべネコです。

6月,7月と規制が続き,せわしなくしていました。その間もユーザー様からコメント をいただき,気がつけば 700 を超えていました。(コメントはすべて実際のご利用者様からのコメントで自作自演はありません)

コメントをとおして多くの方にとって不可欠なサービスであることを。ひしひしと感じますので,まざまま問題があっても乗り越える動機づけとなっています。

幸い,かべネコでは中国向けの 3方式を含め全部で  6方式を提供していますので,すべての方式で繋がらなくなるという問題は回避できています。引き続き接続性を高める努力をいたします。

サービス当初,わずか 2つのサーバーで始めたサービスですが,現在 32台(業務用プランは含まれていません) にまで増えました。この内 7台 はご利用者の増加に伴い,今年になって増設したサーバーです。サービス品質を確保するため,随時サーバーを増設する予定です。

今後ともかべネコVPNをどうぞよろしくお願いいたします。

Trojan-GFWへの規制解除,及び,今後可能性のある規制につきまして(2021-07-05)

Trojan-GFWへの規制解除,及び,今後可能性のある規制につきまして

※本記事の詳細は,全ユーザー様宛 同報メールでお知らせ済みです。

かべネコユーザーの皆様

いつもかべネコをご利用くださり,心から感謝申し上げます。下記の事項を連絡差し上げます。

Trojan-GFWの状況

本日,未明,Trojan-GFWサーバーがすべて中国からアクセス可能になったようです。

当社で,上海,そして規制が厳しいといわれる北京からテストをおこないました。

お試しいただければ幸いです。

今後,予想される規制

7月23日が共産党結成記念日です。この日の前後で規制を受ける可能性があります。

謝辞

先月末からの規制期間中,OpenConnect方式 また IKEv2方式 をご利用くださり,ありがとうございました。すべてのユーザー様,特に普段から Trojan-GFW 方式 をメインでご利用のユーザー様にはご不便をおかけいたしました。ご協力いただきましたことに,心から感謝申し上げます。

今後ともかべネコを,どうぞよろしくお願いいたします。

上記のとおりお知らせいたします。

かべネコ サポートデスク

Trojan-GFW方式への規制,及び他方式ご利用のお願い(2021-06-28)

※本記事の内容は,全ユーザー様宛 同報メールでお知らせ済みです。

かべネコユーザーの皆様

いつもかべネコをご利用いただき,ありがとうございます。

Trojan-GFWへの規制開始

本日,午後2時20分ころ(中国時間)から,ほとんどのTrojan-GFWサーバーへ規制が始まりました。

OS2,OS6,TK1には中国から繋がったり,他のサーバーにも地域によってはつながることもありますが,今後,7月1日の特別行事に向けて規制が拡大する可能性が高いです。

他2方式は利用可能

OpenConnect方式,IKEv2方式は,通常レベルで中国からのアクセスがあります。Trojan-GFW方式を使えない場合,こちの2方式をお試し願います。

設定一覧
また,全面的な規制の他に,当局は外国向けの通信速度を制限することもありますので,他方式においても速度が停止する可能性があります。

なお,7月1日に向かってますます規制が強まると思われます。

下記記事もご参照願います。

100周年記念行事に伴う規制の可能性と対応のお願い(2021-06-20)

上記のとおりお知らせいたします。ユーザーの皆様にはご不便をおかけいたしますが,ご理解いただければ幸いです。

かべネコ サポートデスク

IKEv2方式で接続できない新たな原因と対策について(2021-06-24)

※本記事の詳細は,全ユーザー様宛 同報メールでお知らせ済みです。

IKEv2で接続できない新たな原因と対策について(2021-06-24)

注記:本ページの解説は一時的な対策です。2021年7月12日以降には恒久的な対策が必要です。下記をご参照願います。


かべネコユーザーの皆様

いつもかべネコをご利用いただき,心から感謝申しあげます。

今週月曜日(2021年6月21日) から突然 IKEv2 で接続できなくなったとの問い合わせを1日5人ほどのユーザー様からいただいています。

このメールで関係する現象,及び解決方法についてお知らせいたします。

 

1.現象

IKEv2で接続できないユーザー様の環境で概ね共通していますのは,比較的古いタイプのWindows10,Windows7,中国製Windowsマシン,及びAndroid 7以前の端末です。

iPhone, iPadでは問題ありません。また,ほとんどのWindows10でも問題ありません。

しかし,例外としてWindows7でも大丈夫な例,Windows10の 比較的新しい機種でも起こる旨,レポートをいただいています。

2.対策方法

「急に利用できなくなった」という現象に遭遇されたユーザー様は下記のIKEv2サーバーでお試し願います。

東京 UNIサーバー
大阪 CYACYAサーバー
(完全なサーバー名はユーザーページからご確認頂けます)

注記:上記サーバーも7月12日以降,証明書が更改されます。下記の恒久的な対策をお願いいたします。

 

なお,上記のサーバーでも接続できない場合,他の原因が考えられますので,お問い合わせいただきますようお願いいたします。

3.原因

原因は,今週月曜日に,かべネコが暗号化に使っているSSL証明書発行サービスの証明書形式が新形式になったため,古い端末を含め,一部の端末で証明書を解釈できなくなったためです。

急遽,上記2サーバーの証明書を旧形式に差し替えたところ,再び接続できるようになりました。

詳細な技術的問題に関心ある方は,下記のサイトをご参照願います。

Let’s Encrypt証明書が独自ルートの提供を開始

4.他の形式への影響

かべネコでは「Trojan-GFW」でも同じ種類の証明書を使っています。順次,新しい形式の証明書へと自動的に切り替わってゆきます。そのとき,Trojan-GFWが繋がらなくなることが考えられます。

この対応方法につきましては,改めてお知らせいたします。

5.謝辞

今回,トラブルに遭遇されましたユーザー様には,詳しい状況報告を頂いたり,またテストにも参加いただきました。多くのご協力に心から感謝申し上げます。
上記のとおりお知らせいたします。

かべネコ サポートデスク

100周年記念行事に伴う規制の可能性と対応のお願い(2021-06-20)

※本記事の詳細は,全ユーザー様宛 同報メールでお知らせ済みです。

中国からご利用の皆様へ

いつもかべネコをご利用いただき,心から感謝申し上げます。

予想される規制につきまして

ご存知のとおり,中国共産党の100周年記念の祝賀が 7月1日 に実施されます。

一大国家行事ですので,7月1日前後にVPNへの規制が強化されることが予想されます。

今月4日前後における規制状況

今月4日, 某事件勃発の記念日*に生じた規制では,数日間 Trojan-GFW 方式のみがほぼ全面的に遮断されました。しかし,OpenConnect 方式,及び IKEv2 方式は影響を受けませんでした。

具体的な事件名を記しますと自動的にこのページまたサイトが遮断される可能性がありますので,婉曲した表現にしています

ご準備頂きたい事柄

そこで,現在,Trojan-GFW 方式のみをご利用のユーザー様には OpenConnect 及び IKEv2 方式も利用できるようご準備をお願いいたします。

設定方法は下記をご参照願います。

設定一覧

過去の規制状況:IKEv2方式

IKEv2 方式は過去に一度のみ規制を受けたことがあります。しかし今年の4日前後には影響なく利用可能でした。

過去の規制状況:OpenConnect方式

OpenConnect方式はまだ規制を受けたことがありません。ですのでOpenConnect方式を優先してPC,スマホ等に設定して頂きますようお願いいたします。

上記のとおりお知らせいたします。規制を受けますと多くのユーザー様にご不便が生じますが,ご理解賜れば幸いです。

かべネコVPN サポートデスク

 

Trojan-GFWサーバー復活(規制解除)のお知らせ(2021-06-06)

※本記事の内容は,全ユーザー様に同報メールでお知らせしました。

かべネコユーザーの皆様

かべネコをご利用いただき,心から感謝申し上げます。

先日,お知らせしましたとおり,6月3日から5日にかけて,中国からTrojan-GFWサーバーへの規制が入りました。

しかし,昨晩から徐々に規制が解除されて,接続が回復しています。

すべてのTrojan-GFWサーバーに中国からアクセス可能です。ただし,地域によっては利用できるサーバーにばらつきがあるかも知れませんが,幾つかのサーバーをお試しいただければ幸いです。

再び規制が入る可能性も排除できません。使えなくなった場合,他のサーバーを試したり,OpenConnect,IKEv2 方式をご利用いただきますようお願いいたします。

また,今回,多くのユーザー様が IKEv2,OpenConnect方式 の利用を試みてくださいましたことに感謝申し上げます。

今後ともかべネコをどうぞよろしくお願いいたします。

かべネコ スタッフ 一同

Trojan-GFWへの規制拡大と今後の予定につきまして(2021-06-04)

※本記事の詳細は,全ユーザー様宛 同報メールでお知らせ済みです。

かべネコユーザーの皆様

かべネコをご利用いただき心から感謝申し上げます。昨日,Trojan-GFWへの規制についてお知らせいたしました。

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本日の状況についてお知らせいたします。

1. 規制の現状

昨日,5台のTrojan-GFWサーバーに規制が入った旨,お知らせしました。

本日,その規制は拡大しました。現在,OS6 のみが中国からアクセスできる状況です。

この OS6 もやがて規制対象になる可能性があります。また OS6 サーバーもご利用者が集中して混雑してきていますので,繋がりにくくなると思われます。

2.他方式の状況と設定方法

OpenConnect 方式,またはIKEv2 方式は問題なく通常通り接続できます。これら2方式を優先的にご利用いただきますようお願いいたします。

設定方法につきまして下記ページをご参照ください。

設定一覧

まだ,OpenConnect,IKEv2 の2方式とも試された経験がない方は,OpenConnect 方式からお試しいただくのが良いと思います。

その理由は,IKEv2 方式は接続できればとても快適なのですが,ホテルまた集合住宅によっては接続できないことがあるからです。また,まれに追加の設定作業が必要な場合があります。

参考ページ
「あるホテル,集合住宅でVPNが利用できない理由」

「IKEv2方式を使う上でのご留意事項」

3.今後の対応予定

Trojan-GFW方式につきましては,規制のほとぼりが冷めたとき,新サーバーを立ち上げたいと思います。以前,Shadowsocks,L2TP,PPTP方式で規制を受けたとき,新サーバーを立ち上げても即日規制されました。

おそらくTrojan-GFWについてもしばらくは規制期間が継続すると予測いたします。
上記のとおりお知らせいたします。

ご質問等ございます場合は,下記フォームからお問い合わせいただきますようお願いいたします。

お問い合わせフォーム一覧

ご不便をおかけいたしますが,ご理解賜れば幸いです。

かべネコスタッフ 一同

一部Trojan-GFWサーバーへの規制に関する現状報告と対応予定(2021-06-03)

※本記事の詳細は,全ユーザー様宛 同報メールでお知らせ済みです。

かべネコユーザーの皆様

いつもかべネコをご利用いただき,心から感謝申し上げます。

現在,中国の多くの地域から下記サーバーへのアクセスができない状況です。規制がかかったようです。

しかし,一部ユーザー様からは,現在接続が回復しているという報告も頂いています。

ただ,当社からのテストでは中国からの接続は多くの地域で不安定のようです。

Trojan-GFW方式

  • tk3
  • tk4
  • os5
  • os7
  • os8

他サーバー及び他方式について

他のTrojan-GFWサーバーにつきましては中国全土から接続できています。
また,IKEv2方式,OpenConnect方式につきましても中国全土から利用可能です。

 

今後の対応

現在は接続が普及しているユーザー様もおられます。

参考Twitter

しかし,従来の経験上,一時的な規制の後に,全面的に規制されるのが常でした

そこで,上記5台のサーバーを本日午後8時(中国時間)に停止たしまます。

現在利用できてるユーザー様にはご手数をおかけいたしますが,他のサーバーをご利用いただきますようお願い申し上げます。

サーバーには十分の余力があります。必要の応じてサーバーを増強いたします。
上記のとおりお知らせいたします。

ご不便をおかけいたしますが,ご理解頂ければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

かべネコサポートデスク

Trojan-GFW 使用に伴い,全く通信できなくなった場合の対処方法

Trojan-GFW方式を使ってブラウザから何も見えなくなる問題が発生した場合,下記の点をご確認願います。

症状

ブラウザに下記のようなメッセージが表れて全く閲覧できなくなります。

共通しているのは「プロキシ サーバー」がおかしいと訴えています。

Chrome

Edge

FireFox

原因は「プロキシ設定」が残っているときに発生します。パソコンを強制的に電源オフにしたり,異常終了したときにこの症状がおこります。

各端末共通の対応:アプリのオン・オフを繰り返す

多くの場合,Trojan-Qt5アプリで,設定を接続を 接続⇒切⇒接続 を繰り返すと,設定が元に戻ります。それでも解決しない場合は下記の方法をお試し下さい。

下記に対処法について解説します。

Windows10の場合

1 画面左下の検索窓から「プロキシ」と検索しますと「自動プロキシ構成を使う」が表示されますので,クリックします。

2 プロシキ設定画面の下方に「手動プロキシ セットアップ」があります。その中に「プロキシサーバーを使う」のボタンがオンになっているはずですので,オフ にします

MAC OSの場合

下記サイトをご参照の上,プロキシを解除して下さい。

プロキシサーバーの設定解除(Mac OS X 10.3)

iPhone,iPADの場合

強制再起動を行なってプロキシ設定をリセットします。

  • iPhone 7 または iPhone 7 Plus の場合:スリープ/スリープ解除ボタンと音量を下げるボタンを同時に 10 秒以上、Apple ロゴが表示されるまで押し続けます。
  • iPhone 6s 以前、iPad、または iPod touch の場合:スリープ/スリープ解除ボタンとホームボタンを同時に 10 秒以上、Apple ロゴが表示されるまで押し続けます。

Apple社のサイトから引用)

Androidの場合

強制再起動をおこなってプロキシ設定をリセットします。

端末によって強制再起動の方法が異なります。

下記サイトに機種ごとにまとめられていますので,ご参照下さい。

 スマホでも、困ったときは強制終了!各機種さまざまな強制終了の方法をチェックしてみよう

 Androidを強制終了する方法!端末のシリーズ別で解説